Works

AIRBACK | 廃棄するほかなかったエアバッグが唯一無二の素材へ

Story

Background
自動車が寿命を迎える時、ほとんどの部品がリサイクルされる中で、エアバッグとシートベルトは有効的なリサイクル方法がまだ確立されていない。人命を守るための頑丈さが故に再利用が困難なのである。

日本国内だけでも年間およそ340万台廃車されている現状で、様々なプレイヤーがアクセスし、より有効的なリサイクル方法を確立するためのプロジェクトが「AIRBACK」だ。
Concept
シュレッダーダストからの脱却。生地の特性を活かした再利用方法の確立。

「頑丈が故にリサイクルが難しい」というその頑丈性とは別に、一つ一つ異なるエアバッグとシートベルトの表情に着目した。生産された年代、生産背景、メーカー、車種などによって実は一つ一つ異なる色や素材感を持っているのである。その特徴を付加価値と捉えられるプロジェクトをデザイン設計した。
解決すべき本質的な課題
ライフサイクルの観点として、エアバッグとシートベルトは有効的な設計が困難。
テーマとなる社会課題
ライフサイクルを向上することで自然環境の汚染を抑制。
パートナー
株式会社エコアール
小松マテーレ株式会社

CONC
WORK

社会への問いかけ

Approach
車が廃棄される際にほとんどの部品がリサイクルされているなかで、頑丈が故に廃棄するほかないのがエアバックとシートベルト。人の命を守るために機能してきたもの(AIRBAG)に、命を吹き込んで市場に返すこと(BACK)を目的に、素材の再利用に取り組んでいるのが「AIRBACK」プロジェクトです。
Service
  • コンセプトメイキング
  • ロゴ、グラフィックデザイン、ヴィジュアル制作、映像制作

System
making

事業化・仕組み化

Approach
廃車からエアバッグを取り出し回収。粉塵や汚れを落とすために洗浄をし、必要に応じて染色や撥水加工を施します。そして様々なプロダクトに再生させる生産背景も用意。素材としての提供から、ものづくりまで一貫して行なっています。
Service
  • アライアンス設計

PROTO-
TYPING

消費の選択肢づくり

Approach
素材の特性を活かしバッグやスニーカー、帽子、スツールなどの制作実績があります。当社のREBIRTH PROJECTでのプロダクト開発はもちろん、コラボレーションやODM/OEM、素材の提供なども可能です。
Service
  • 商品企画、プロダクトデザイン、生産・製造